Analysis & Emotion op.2-2くるみ割り人形
Analysis & Emotion op.2-2くるみ割り人形、終演しました!!

Analysis = 分析、解明
Emotion = 感情、情緒
2021年、とあるシンガーソングライターさんの長寿企画に影響を受けて、自分も自らのバックグラウンドを生かしたライブをやってみたいと始めた企画です。
クラシック音楽をジャズにするというのはよくあることですが、楽曲本来の情緒的特徴をキープした上で、新たな解釈のアレンジを施すというのはあまりされていないのではないかなと、それがクラシックを学んでいる自分ならではの音楽になるのではないか…そんな風に思って始めました。
今回でライブとしては5回目でした。第一回Op.1はハチャトゥリアンの仮面舞踏会、第二回Op.2はくるみ割り人形、第三回Op.3はドン・ジョヴァンニ、第四回Op.3-2はドン・ジョヴァンニの再演。そこからおよそ2年の月日が流れ、くるみ割り人形のブラッシュアップを試みたのが今回のOp.2-2です。
当日は音楽ファンの方やバレエファンの方が多くお越しくださり、とても嬉しかったです。
お越しのお客様、くうの山本さんご夫妻、どうもありがとうございました。
前半オープニングはチャイコフスキー作曲「四季」より12月をジャズワルツで。その後、「くるみ割り人形」から序曲、マーチ、金平糖の精の踊り、花のワルツの4曲を演奏しました。
大人のためのくるみ割り人形をイメージして、小さな序曲は声変わりして大きな序曲へ。マーチは酔っ払いの行進、金平糖の精の舞台裏、ダンスパーティーはサンバカーニバルへ…若干こじつけ感のあるアレンジもあったかと思いますが(笑)楽しんでいただけていたら幸いです。
後半はモルダウ、ハチャトゥリアンの仮面舞踏会からワルツ、ボッケリーニのメヌエット(金野俊秀さんアレンジ)と過去作からお馴染みの曲たち、新作ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ、フォーレのシチリアーノと続きました。
共演してくださった寺西幸子さん、金野俊秀さん、川合草平さんにはアイディアをたくさんいただき、私が思い描いていたものより遥かに魅力的な音楽にしていただきました。すごすぎ。改めて感謝します。
また来年、新作を発表できたらいいなぁ。またお付き合いいただけましたら幸いです😊